ようやくですが、PMCのインタビューについて書いてみたいと思います。
ただ、このインタビューは いろいろてんこ盛りなので、まずは すぅさんだけにしてみました。それにしても、文章だけでこれだけキャラクターの違いが出るんか!って感じですね。インタビュア・ライターの方の技量がすばらしいのかもしれません。
なるべく原文の雰囲気を崩さないように抽出したいと思います。その代わり、まだ見ていない方にとってはネタバレになるのでご注意を。
まずは冒頭からいきなりガツン
・どういう状況であっても毎回のライブは絶対に言い訳ができないものだと思って臨んでいるんです。
森セン仰る通り、ストイックです。真っ直ぐです。
・(アメリカツアー開始にあたって)ちゃんと彼女(YUIMETAL)が帰ってこられるような場所を作ってあげたいというか、ふたりでもちゃんとBABYMETALのステージを見せるんだという思いがすごくありました。
ちょいちょい ゆいちゃんへのリスペクトと感謝の念が伝わってきます
・(ダンサーがふえたことで)今回、ダンサーとして加わっていただいた方々は自分たちよりもキャリアのある方だったので、例えば「メギツネ」の大人な部分の見せ方ですね。「ギミチョコ」も(中略)「大人かわいい」みたいな表現をすることができるんだっていうことを教えてもらいました。
マッスル姐さんたちには感謝の念しかありません。米国ツアーを乗り越えられたのは、姐さんたちのおかげといっても過言じゃないでしょう。ありがとうございます!
・ナッシュビルは、縦のりじゃなくて、横なのか斜めなのか、とにかくメタルのノリ方ではない感じがしたというか。そういうふうに街によって独特な空気感がありましたね。
独特の感性の一端を感じますね
そしてカンザスシティ
・「ワンマンなのに怖い」という印象を抱いたのはこれが初めてでした。今までは1+1+1=100ぐらいになっていたものが、ふたりだとどうがんばっても2にしかならなくて。ふたりとも「もっと頑張らなきゃ」って自分のことだけで頭がいっぱいいっぱいになっていた部分があったので、お互いが相手をうまく頼ることができていなかったと思います。自分の力不足のせいなんだから、相手に頼ってちゃダメだっていう風に思っていたのかなあ。
・困難の先にあるゴールはこれまでも見たことはあるし、ゴールに到達したときに得る快感がどんなものなのかもわかっていたのから、あとはそこにたどり着くためにがんばるっていう感じでしたね。
カンザスシティについては後でも述べられています。
・あのライブはいろんな覚悟を持って臨んでいましたね。お客さんからのブーイングを浴びたり、物を投げられても仕方ないと思っていました。もしMOAMETALが前にいるときに彼女の身に何かあったら私が守らなきゃとか、ライブをするというよりも戦いに行くような状態でした。初めて立ったイギリスの「Sonisphere Festival」のステージで感じていたような覚悟を、今回のワンマンライブでは持っていたと思います。
いやいや、どんだけ窮地だったのか。何というか、姿勢を正して読んでしまいました。メイトは彼女達を支えることが出来たんだろうか?私たちがモンスターになっていたんじゃなかろうか?
・ライブを重ねることでちゃんと現地の人に受け入れられているという自信が付いたこと。あとは、自分のパワーを全力で発しても1にしかならないっていうことに気付いたので、もうちょっとリラックスしてライブを楽しんでもいいんじゃないかって思うようになったことも大きかったです。
秋の日本ツアー
・ふざけながらではあったんですけど、「ライブ、誰も来ないかもしれないね」ってMOAMETALとも話してて。でも、「ふざけながら」とは言いつつも、内心は本当に思っていたことでもあったんです。でも、不安はあったけどちゃんと覚悟を持っていたし、ふたりのBABYMETALになっても観たいっていう方がいらっしゃるならば、今自分ができることを精一杯やらなきゃなって思っていました。
いろいろ言ってる方もいましたからねぇ。まぁ物議を醸すのが 挑戦者であり破壊者でもあるBABYMETALの真骨頂ではあるのですが、言う人も覚悟を持って言うべきです。
そして述懐
・今まではBABYMETALという作られた存在で、ストーリーにのっとって動いているという意識が私の中でもちょっとあったんです。でも今はちゃんと自分の意志でステージに立っているし、自分はちゃんと人に影響を与えることができる存在というか、BABYMETALはそれぐらいの強い力を持っているし、私はその中にいるんだって。
・やっぱり3人で作ってきたものがBABYMETALだったし、だから新体制になるにあたって、これからはYUIMETALの意志も引き継いだ上でBABYMETALは進んでいかないといけない。
今後の展望
・私はBABYMETALはもっとおもしろいものだと思っているんです。こんなグループって初めてじゃないですか。だからこそもっといろんなことができると思うし、もっといろんな考え方があると思っています。BABYMETALはメタルというジャンルにおいても王道じゃないというか、別の場所から来たからこそ唯一無二の存在になったと思っています。ただ正直、私たちもずっと同じことを続けて来たところがあって、ある程度形が決まってきていた部分もあったと思うんです。それをぶち壊したのが去年だし、多分これからもそういうことを続けていくと思っています。だったらもっともっとおもしろくしたい。そもそも私たちはずっと挑戦者だと思っているから、新しい形だからこそ挑戦できる。これまでいろんな世界で受け入れられてきたからこそ忘れてしまっていたことがあったと気付いた今、これからはもっと、新たなBABYMETALの形を提示できると思います。
聡明なお嬢さんです。教えられることが非常に多いです。超優秀な経営者になれるんじゃないかと思うくらいの分析力と決断力が伝わる言葉です。ついていきます。
今年6月からのツアー
・新生BABYMETALを作っていくのはこれからですね。去年10月のライブは2018年のまとめで、「これから進んでいくぞ!」っていう意味合いが強かったけど、今回は「これからスタートするぞ!」っていう感じで、似ているようでまた別の意味を持っているんだろうなと思っています。そういう意味でお客さんにも覚悟してもらいたいし、私たちとしても自分たちの覚悟を見せられたらなって思います。
メイトにも覚悟を!
はっ、身の引き締まる思いであります!
そして、
・何があっても、ふたりになっても、BABYMETALは進んでいくんだっていう気持ちです。
最初にも書いたけど、ストイックですねぇ
真っ直ぐですねぇ
だからこそ皆んな惹かれるんですねぇ
だからこそ、オフではゆっくり緩んでね